2006年10月07日

イレブン・ウィナーズとの首位攻防戦

 こんにちは、日向 さゆりです。
 今日はイレブン・ウィナーズとの首位攻防戦がホームでありました。
 前回は向こうの後藤さんにハットトリックを決められて負けました。
 その後藤さん、前節もあのWoody BELL'Z戦で2点を決めて勝っています。
 その後藤さんを如何に止めるか、それが私たちの課題といえました。


 しかし後藤さんをいかに押さえるかという問題は、あっさりと解決しました。
 しかも、運がいいというのか悪いというのか…

 開始9分、左サイドを向こうの森井さんがドリブル突破をしてきました。
 焦った茜ちゃんが後ろから足をかけて森井さんを倒しました。
 茜ちゃんにイエローが出されます。

 横では横山監督が頭を抱えていました。

 しかしどうやら森井さんも怪我をしてしまったようです。
 イレブン・ウィナーズのベンチを見ると、伊集院さんがアップをしています。
 そして森井さんはあっさりと交代しました。
 森井さんのポジションに後藤さんが入り、そしてCFに伊集院さんが入ります。
 この時点で後藤さんの脅威はなくなったといってもいいかもしれませんね。伊集院さんもいい選手だと思うんですけど、ポジション取りの巧みさは後藤さんの方がピカ一です。

 しかしその酬いはこっちに跳ね返ってきたようです。
 24分、中央付近でちひろさんが九段下さんに足をかけられて倒れるのが見えました。
 しばらく安達さんが治療してからピッチに戻しましたが…
 やはり怪我をしているようでした。
 誰を入れるか。普通ならこの前の裏輪女子との練習試合で試した穂高さんを入れるのですが…
「恵壬、申し訳ない。怪我しているお前に頼むのも何だけど」
 横山監督が佐野倉さんに頭を下げていました。
「ここでゲームを作れる選手はお前しかいないんだ。頼む」
 佐野倉さんは無表情で横山監督を見つめていましたが、
「しょうがないですよね、事情が事情ですから」
 微笑を見せて答えました。

 ちひろさんの様子は目に見えて悪くなっていきます。
 しかし交代する選手の万全をとって、敢えてちひろさんには無理してもらうことにしました。
 綾音ちゃんからも「早くちひろさんを下げて下さい。これではちひろさんが潰れてしまいます!」と切実な叫びを上げていましたが、それでも横山監督はアップを急がせようとしませんでした。
 横山監督には分かっていました。このギャンブルを勝ちに導くためには時間が必要だということを。
 しかしちひろさんの動きはもう限界に来ていました。

「もう大丈夫です。出して下さい!」
 佐野倉さんが監督の前に歩み出ました。
「恵壬、無理はするな。今の状態では茜もちひろも次はダメだ。お前まで悪化させたら目も当てられない。出来る範囲のことだけしてこい」
「はい!」
「ちひろと交代したら、キャプテンもそのまま引き継いでこい」
「はい!」
 佐野倉さんはそのままベンチを離れていきました。

「監督!」
「監督、ちひろを代えて下さい!」
 綾音ちゃんやくるみちゃんがこっちに叫んできます。
 そしてボールが出て、ゲームが止まりました。

 ピッチに「OUT 15」が表示されました。
 ROOMMATESの選手たちから、一様に安堵のため息が漏れた感じがしました。
 しかし…
 「IN 17」の表示に、みんなの表情が凍り付きました。
 怪我をしたちひろさんの代わりに、怪我をしている佐野倉さんを投入したのですから。
 しかしそれは、横山監督の強い「意志」を現した交代でした。

 佐野倉さんは前のイレブン・ウィナーズ戦でゴールを挙げています。
 その佐野倉さんを、怪我をおして出場させる。
 それはとりもなおさず、「絶対に勝つ!」その強い意志を私たちに感じさせる交代でした。

「ちひろ、悪かったな。恵壬を万全の調子で出させるために、敢えてお前に無理をさせてしまった」
 横山監督は戻ってきたちひろさんにそう言って謝りました。
「仕方ないですよ。もちろん最初は何で代えないの! って思いましたけど、相手が佐野倉さんじゃ文句は言えません。私でも佐野倉さんに万全の形でプレイして欲しいですし」
 ちひろさんも交代の遅れた理由が分かって、笑顔を見せています。
「とにかく妙子に怪我のところを見て貰いな。で安田記念病院に今から行ってきな」
「はい」
 ちひろさんはそう言ってジャージを着はじめました。
 これで茜ちゃんに続いて2人目のリタイアです。
 いや、間違えました。今出ている佐野倉さんも故障持ちですから、これで3人目です。

 そして後半、今度は清川さんが陽ノ下さんを倒してイエローを貰ってしまいました。
「おいおい、次どうやって戦えばいいんだよ!」
 横山監督が珍しく声を荒げました。
 別に清川さんに対して怒っている感じではありませんでした。
 でも…
 そう言えば清川さんは前のイレブン・ウィナーズ戦で警告を貰っていました。ということは…
 4人目のリタイア?
 さすがに横山監督も、これ以上のトラブルはかなわないと、警告持ちの綾音さんも引っ込めました。

 結果は交代出場したシンディが残り10分で立て続けに2点を挙げ、前回のリベンジを果たしました。
 でも結果として次の小波蹴球団戦は主力MFが4人も出場できないというとんでもない状況に陥ってしまったんです。
 北見監督はゲーム終了後すぐにミーティングを開き、次節の小波蹴球団戦は控え主体で行くことを宣言しました。
 もちろん私も出られます。
 結果はどうなるか分かりませんが、一生懸命頑張りたいと思います。


posted by ROOMMATES at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日向 さゆり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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